平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会

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都道府県ラウンドの結果を掲載(埼玉、大分) 天皇杯・皇后杯

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 全国各地で都道府県ラウンド開催中の「平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会」、これまで開催された埼玉県、大分県ラウンドの結果をお知らせいたします。

 

【埼玉県ラウンド優勝チーム】

男子: 大東文化大学

女子: 武蔵丘短期大学

埼玉県ラウンド試合結果 (PDF)

埼玉県協会ウェブサイト (外部サイト)

 

 平成28年度埼玉県ラウンドは男子・大東文化大学、女子・武蔵丘短期大学と大学勢の優勝となりました。

 男子大会は3連覇中の大東文化大学が連破記録を4に伸ばす優勝を果たしました。DAITO Club(クラブ)がカテゴリー王者としてブロックラウンド出場権を獲得したため不在となった今大会、連覇中の大東文化大学や昨年度準優勝の平成国際大学に、クラブや高校勢がどう挑むかに注目が集まりました。王者・大東文化大学は競る展開もあるものの初戦からクラブチーム相手に連続ストレート勝ちで貫禄の決勝進出を果たします。昨年度の借りを返したい平成国際大学は初戦不戦勝により準決勝に駒を進めました。対する相手は初戦からフルセットの接戦を勝ちあがってきた紅虎会(クラブ)。決勝への強い意気込みを力に平成国際大学がセットを先取しますが、もつれる展開のなか落ち着いた展開をみせる紅虎会がセットを連取し、逆転で決勝に進出たどり着きました。若さと勢いのある大東文化大学に対し、ベテラン選手を中心とした紅虎会は巧みな技術で応戦し、決勝もフルセットの熱戦にもつれ込みます。最後は王者・大東文化大学が徐々に点差を離し、見事大会4連覇で代表権を獲得しました。横矢勇一監督は「4年連続4回目の埼玉県代表ですが、これまでで一番厳しい試合の県ラウンドでした。ブロックラウンドでは、初のファイナルラウンド進出を目指して『疾風怒濤』のごとく戦いたいと思います。OB、父兄、関係者をはじめ、多くの方々の応援をよろしくお願いいたします」と熱い意気込みを聞かせてくれました。

 女子大会は、昨年度王者に返り咲いた細田学園高校が自身の連破記録更新に向けて再びひた走るのか、王者の独走にストップをかけるチームがあるか、一昨年度優勝の川越市立川越高校を中心に対抗馬の出現が見所と思われていました。王者・細田学園高校は初戦から埼玉平成高校との高校同士の戦いがフルセットとなりますが、接戦を制して準決勝に勝ちあがります。準決勝では初戦ストレート勝ちで勢いにのる武蔵丘短期大学と対戦し、再びフルセットにもつれる激戦が展開されます。第1セットからデュースとなるシーソーゲームを武蔵丘短大がものにすると、第2セットは気迫をみせる細田学園高校が取り返します。最後まで行方のわからない好ゲームとなりますが、過去9大会で5度の準優勝の悔しさを気力に変えた武蔵丘短大が熱戦を制して決勝に勝ちあがりました。もう一方の決勝進出は一昨年度王者の川越市立川越高校。elcasa(クラブ)との激戦を勝ちあがると、準決勝では高校勢の狭山ヶ丘高校をストレート勝ちで破り、再びの優勝を目指します。優勝経験のある川越高校と激突する武蔵丘短大でしたが、準決勝の勢いそのままに決勝もペースを握り、ストレート勝ちで悲願の初優勝を果たしました。宮下奈那美キャプテンは「今回初めてブロックラウンドに参加ということで、現在の自分たちのレベルが格上のチームにどれだけ通用するのか、精一杯力を出して挑んでいきたいと思います。私たちは短大なので2学年しかなく人数が少ないですが、その分団結力が強く固いです。自分たちの持ち味を活かし、元気よく頑張ります」とコメントを残してくれました。

 

【大分県ラウンド優勝チーム】

男子: 大分県立別府鶴見丘高校

女子: 大分県立臼杵高校

大分県ラウンド試合結果 (PDF)

大分県協会ウェブサイト (外部サイト)

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 今年度も多くのチームが集い盛り上がった大分県ラウンド、男子・大分県立別府鶴見丘高校、女子・大分県立臼杵高校の高校勢が代表として幕を閉じました。

 多くの社会人チームの参加もみられた男子大会、優勝候補のひとつ新日鐵住金大分(実業団)に他の社会人チーム、大学・高校勢がいかに挑むか、また近年三つ巴の別府鶴見丘高校や大分工業高校の戦いにも注目が集まりました。近年の優勝を争ってきた3チームのうち新日鐵住金大分と別府鶴見丘高校は、それぞれ好スタートから安定した戦いぶりで勝ちあがり、準決勝で激突しました。接戦も予想された対戦でしたが別府鶴見丘高校が序盤からペースをつかみ勢いにのると、一気にストレート勝ちで決勝進出を決めました。昨年度優勝の大分工業高校は順調な滑り出しをみせましたが、準々決勝でVC大分ばなな団(クラブ)に破れ、連破の目標がついえました。VC大分ばなな団と決勝進出を争うのは三好循環器科EKG(実業団)。粘りのプレーをみせるVC大分ばなな団でしたが、随所に好プレーをみせる三好循環器科EKGが終始リズムをつかみ、ストレート勝ちで決勝進出を決めました。高校対実業団とカテゴリーを超えた対戦となった決勝戦、準決勝の勢いを維持し第1セットを先取する三次循環器科EKGでしたが、懸命のプレーで食らいつく別府鶴見丘高校が流れを引き寄せ、第2セットを取り返しフルセットとなりました。最終セットは流れを離さない別府鶴見丘高校がそのままものにし、平成24年度大会以来の優勝を成し遂げました。丸山野涼介監督は「若い高校生のパワーを100%発揮し、1つでも多く勝ちあがれるように、一丸となって戦います。逆転勝利という結果だったので、信じる力の大切さを知った大会だったと感じます。特徴であるコンビネーションバレーを軸とした攻撃的なバレーを発揮できるよう戦います」とブロックラウンドへの意気込みを聞かせてくれました。

 高校総体県予選で激戦を展開した大分商業高校、臼杵高校、国東高校を軸に優勝争いが展開されると見込まれていた女子大会、昨年度準優勝の借りを返す形で大分県立臼杵高校が優勝を飾りました。前評判通りの力をみせる3校は、ともに初戦からストレート勝ちの地力をみせてベスト4に勝ち上がります。高校勢がベスト4全ての椅子を占める展開のなか、2連覇中の王者・大分商業高校は日本文理大学附属高校と対戦しました。同カテゴリーの難しい戦いのなか終始ペースを離さず相手を突き放し、3年連続の決勝進出を決めました。もう一方は臼杵高校と国東高校の直接対決、序盤から気迫のこもったプレーが随所にみられる好ゲームとなりましたが、結果的にはストレート勝ちで臼杵高校が昨年度に続き、代表の座に王手をかけました。決勝は昨年度と同じ対戦となる大分商業高校と臼杵高校の対戦となり、3連覇か昨年のリベンジか、試合の展開に注目が集まります。試合は勢いと根気強いプレーで流れを引き寄せる臼杵高校が主導権を握り、安定した戦いで優勝を勝ち取りました。辻郁徳監督は「ブロックラウンドでは、大分県代表として精一杯のプレーをします」と力強いコメントを残してくれました。

 

 

県ラウンドの結果をもちまして、優勝チームは、9月から開催されるブロックラウンドへの出場権を獲得しました。

関東ブロックラウンド:10月22日(土)・23日(日) 神奈川県・小田原アリーナ

九州ブロックラウンド:9月17日(土)・18日(日) 鹿児島県・鹿児島市桜島総合体育館、日置市伊集院総合体育館

 

 

今週末の5県ラウンドをもっていよいよ全47都道府県の代表が決まる状況となり、都道府県ラウンドはクライマックスを迎えています。

各チーム全国の頂点を目指し、最後まで都道府県代表の座をめぐる好ゲームが期待されます。天皇杯・皇后杯に、今後もご注目いただき、各地で熱戦を繰り広げる選手たちに、ぜひ会場でご声援をお願いいたします!!

 

Twitterでもハッシュタグ「#天皇杯皇后杯バレーボール」をつけた投稿をお待ちしております!!

 

 

◆天皇杯・皇后杯 今後のスケジュール

7月23日(土)・24日(日):岩手県ラウンド(盛岡大学、滝沢市東部体育館)

7月23日(土)・24日(日):秋田県ラウンド(横手市増田体育館)

7月23日(土)・24日(日):愛媛県ラウンド(愛媛県総合運動公園体育館)

7月24日(日):群馬県ラウンド女子(群馬銀行GBスポーツアリーナ)

7月24日(日):新潟県ラウンド(新潟県立柏崎高校)

※都道府県ラウンドは上記5県ラウンドで終了し、9・10月にはブロックラウンドが各地で続々開催予定です。スケジュール・詳細は開催予定一覧をご参照ください。

※予定は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

 

 

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