都道府県ラウンドの結果を掲載（山形、福島）　天皇杯・皇后杯

TOPICSトピックス

2016年7月21日

　全国各地で都道府県ラウンド開催中の「平成28年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会」、先週末に開催された山形県、福島県ラウンドの結果をお知らせいたします。

【山形県ラウンド優勝チーム】

男子：山形大学

女子：上山明新館高校

山形県ラウンド試合結果 (PDF)

山形県協会ウェブサイト (外部サイト)

　平成28年度の山形県ラウンドは、男子・山形大学、女子・上山明新館高校の優勝で幕を閉じました。

　大会リニューアルから9連覇中の山形選抜(クラブ)が優勝候補本命、対抗馬の山形大学がどう立ち向かうか、クラブ勢がどういった戦いをみせるかが見所だった今大会、山形大学が山形選抜の連破記録を止める結果となりました。第1シードの本命・山形選抜は初戦から連続ストレート勝ちの安定感ある試合運びで決勝にたどり着きます。対する山形大学は初戦を落ち着いて勝ちあがると、1回戦で大熱戦を勝ち抜いてきた一庵(クラブ)もストレートで退け、決勝に進出しました。多くの観衆に見守られるなか、注目の決勝は山形大学の安定したスタートで幕を開けます。10連覇を目指す山形選抜が気迫のこもったプレーで食い下がりますが、終始ペースを握った山形大学が押し切り、山形選抜の連破を止める初優勝を果たしました。

　女子大会は2連覇中の上山明新館高校が優位であるものの、他の高校勢もどう立ち向かうかに注目が集まりました。初戦から実力を遺憾なく発揮する上山明新館高校はストレート勝ちの連続でライバルを退けていきます。酒田光陵高校は粘りをみせてデュースまでもつれますが、最後は力で押し切った上山明新館高校が試合をものにしています。最後まで流れを離さない上山明新館高校が全試合ストレート勝ちの貫禄の戦いを披露し、大会3連覇を成し遂げました。

【福島県ラウンド優勝チーム】

男子：福島 (クラブ)

女子：福島大学

福島県ラウンド試合結果 (PDF)

福島県協会ウェブサイト (外部サイト)

　福島県ラウンドは男子・福島(クラブ)、女子・福島大学の優勝となりました。

　昨年度優勝のばった(クラブ)をはじめとする経験豊かなクラブチームに高校生がいかに挑むかが注目された男子大会、福島が平成25年度大会以来3年ぶりの優勝を飾りました。クラブチーム同士の戦いを冷静に勝ち進んでいく県総体優勝の福島、連続ストレート勝ちで決勝まで着実に歩を進めます。昨年度優勝のばったも順当に勝ちあがり、クラブチーム同士の決勝戦となりました。序盤ペースを握ったのは福島。ばったも粘りをみせ攻勢に転じますが及ばず、福島が終始ペースを握ったまま試合が進みます。最後まで集中を切らさない福島が決勝の熱戦もストレートで制し、県代表の座を獲得しました。飯沼康太監督は「毎年ブロックラウンドに出場しているものの、ファイナルラウンドに進出したことがありません。県ラウンドを制した瞬間は『次こそは』という気持ちになりました。今年度のブロックラウンドは優勝を狙いたいと思います。チームはサーブ&ブロックを強化しており、サーブで得点できるチームを目指しています。ブロックラウンドでも、サーブで得点を重ねたいと思います」と意気込みを語ってくれました。

　女子大会は昨年度優勝の福島大学に対し、高校総体県予選ベスト8の聖光学院高校をはじめとする高校勢がいかに挑むかという構図と目されていました。優勝争いの中心と見られていた福島大学、聖光学院高校はともに安定した試合展開で勝ち進みます。両チームストレート勝ちで決勝に辿りつき、3連連続で同カードの決勝となりました。地力に勝る福島大学が終始ペースを握り、着実に得点を重ねていきます。聖光学院高校も必死にボールに食らいつき粘りをみせますが、終盤には福島大学が一気に引き離して3連覇を果たしました。小笠原奈穂キャプテンは「今年度は例年に比べて部員数も多く、合宿や練習試合も多くこなしています。ブロックラウンドでは、その成果を存分に発揮できるように頑張りたいと思います。福島大学女子チームは、拾って、繋いで、粘りあるプレーが持ち味です。ブロックラウンドでも全員が一丸となり、格上のチームにも全員で向かっていく気持ちをもって、試合に臨みたいと思います」と抱負を聞かせてくれました。

県ラウンドの結果をもちまして、優勝チームは、9月から開催されるブロックラウンドへの出場権を獲得しました。

東北ブロックラウンド：9月3日(土)・4日(日) 福島県・福島市国体記念体育館、福島市西部体育館(予定)

今週末の5県ラウンドをもっていよいよ全47都道府県の代表が決まる状況となり、都道府県ラウンドはクライマックスを迎えています。

各チーム全国の頂点を目指し、最後まで都道府県代表の座をめぐる好ゲームが期待されます。天皇杯・皇后杯に、今後もご注目いただき、各地で熱戦を繰り広げる選手たちに、ぜひ会場でご声援をお願いいたします!!

Twitterでもハッシュタグ「#天皇杯皇后杯バレーボール」をつけた投稿をお待ちしております!!

◆天皇杯・皇后杯　今後のスケジュール

7月23日(土)・24日(日)：岩手県ラウンド(盛岡大学、滝沢市東部体育館)

7月23日(土)・24日(日)：秋田県ラウンド(横手市増田体育館)

7月23日(土)・24日(日)：愛媛県ラウンド(愛媛県総合運動公園体育館)

7月24日(日)：群馬県ラウンド女子(群馬銀行GBスポーツアリーナ)

7月24日(日)：新潟県ラウンド(新潟県立柏崎高校)

※都道府県ラウンドは上記5県ラウンドで終了し、9・10月にはブロックラウンドが各地で続々開催予定です。スケジュール・詳細は開催予定一覧をご参照ください。