都道府県ラウンドの結果を掲載（千葉、佐賀）　天皇杯・皇后杯

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2016年7月29日

　週末の試合で都道府県ラウンド全日程が終了した「平成28年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会」、これまでに開催された千葉県、佐賀県ラウンドの結果をお知らせいたします。

【千葉県ラウンド優勝チーム】

男子：中央学院大学

女子：千葉県立柏井高校

千葉県ラウンド試合結果 (PDF)

千葉県協会ウェブサイト (外部サイト)

　平成28年度の千葉県ラウンド、男女ともに連破で県代表が決まりました。

　昨年度王者の中央学院大学や平成25・26年度連破の国際武道大学を中心とした大学勢の強さに、新日鐵住金君津をはじめとした他カテゴリーの県内強豪がどう挑むかが注目された男子大会、結果は中央学院大学が2連覇を成し遂げることとなりました。高校生相手に着実なスタートをきった中央学院大学、準決勝で同じく地力をみせて勝ちあがってきた国際武道大学との対戦となりました。前評判通りの安定感をみせた両チームの戦いは意地のぶつかり合いとなりますが、要所をつかんだ中央学院大学が流れをつかみ、決勝進出を決めました。同じ大学勢の順天堂大学は初戦でSHONAN(クラブ)とのフルセットの接戦をものにして勝ちあがり、こちらも着実に準決勝に進出します。準決勝の相手は新日鐵住金君津。序盤から決勝進出をかけて互いに譲らぬ展開となりますが、力強さをみせる順天堂大学が粘る新日鐵住金君津を突き放し、決勝で王者・中央学院大学に挑むこととなりました。大学勢同士の決勝となった千葉県ラウンド、スタートこそ拮抗するものの徐々に流れを引き寄せる中央学院大学がペースをつかみ、決勝もストレート勝ちでものにして大会2連覇を決めました。村本伸幸監督は「関東大学1部リーグ所属チームとして、関東ブロックラウンドを勝ち抜き、ファイナルラウンドに出場できるよう全力で戦います」と力強い意気込みを聞かせてくれました。

　平成22年度大会から県ラウンド6連覇中と柏井高校が王者として君臨してきた女子大会、柏井高校が安定した戦いをみせて優勝を勝ち取りました。高校同士の戦いを好スタートでものにした柏井高校、準決勝では国際武道大学と対戦します。熱戦も予想されるなか始まった準決勝、柏井高校が序盤から相手を突き放す展開となり、終始流れを渡さない隙のない戦いでストレート勝ちをおさめ決勝まで駆け上がります。対する決勝の相手は初出場の江戸川大学となりました。初出場ながら活躍が期待されていた江戸川大学、周囲の期待通り初戦から好プレーでストレート勝ちをおさめます。準決勝では柏井高校Bと対戦しますが、勢いを失わずストレート勝ちで試合をものにして決勝進出を決めました。連破の王者と初出場チームが顔を合わせることとなった決勝戦、代表の座をかけて熱い戦いが繰り広げられます。連破に挑む柏井高校に対し、江戸川大学が粘りをみせて食らいつきます。しかし主導権を渡さない柏井高校を相手に要所で点差をつけられる展開を強いられ、第1セットは柏井高校がものにします。逆転を目指す江戸川大学が攻勢をかけますが、柏井高校が安定した戦いをみせ大学生チームを打ち破り、大会7連覇を決めました。國安鉄太郎監督は「県ラウンドを勝ち抜き、千葉県代表となることができました。柏井高校の真骨頂は、粘ってつなぐバレーボールです。それを十二分に発揮して、ブロックラウンドでの優勝を目指します」と抱負を語ってくれました。

【佐賀県ラウンド優勝チーム】

男子：佐賀大学

女子：佐賀清和高校

佐賀県ラウンド試合結果 (PDF)

佐賀県協会ウェブサイト (外部サイト)

　今年度の佐賀県ラウンドは男子・佐賀大学、女子・佐賀清和高校が優勝という結果で盛況の大会の幕を閉じました。

　昨年度は欠場を余儀なくされた佐賀大学が優勝を争った今大会、平成26年度まで県ラウンドを連破していた佐賀大学が再度頂点に立ちました。昨年度の欠場で連破が途切れてしまった佐賀大学、初戦から力強いスタートで頂点を目指します。高校、クラブと異なるカテゴリーとの戦いも苦にせず地力をみせて勝ちあがっていきます。準決勝では、昨年度大会で躍進をみせた川副クラブ(クラブ)と激突しました。第1セットから均衡した展開となった準決勝、佐賀大学がセットを先取するものの、第2セットはデュースのすえ川副クラブが取り返します。フルセットまでもつれる激戦となりますが、最後は気迫をみせた佐賀大学が相手を突き放して決勝進出を決めました。決勝では、昨年度王者の佐賀学園高校、川副クラブBを続けて破ってきた目達原自衛隊(実業団)と代表の座を争いました。強豪チームを続けて撃破してきた勢いのままぶつかる目達原自衛隊の猛攻に試合は白熱した展開となります。終盤までもつれる展開の第1セットを佐賀大学がものにしますが、試合の流れを掴むまでには到りません。第2セットも互いに譲らないシーソーゲームとなりましたが、再度ブロックラウンド進出という意気込みをみせた佐賀大学が接戦を制して優勝し、次のラウンドに駒を進めました。

　近年は高校勢が上位を占めてきた女子大会、今年度も佐賀清和高校が優勝し、高校勢の強さを見せつけるとともに大会連破を果たしました。多くのチームが参加し大会が盛り上がるなか、昨年度王者の佐賀清和高校は初戦から高校同士の戦いを着実に勝ち進みます。準決勝でも鳥栖高校を相手にストレート勝ちをおさめ、貫禄の決勝進出を決めました。決勝で佐賀清和高校に挑むのはどのチームか注目されたもう一方の準決勝、鹿島実業高校とDream(クラブ)が決勝進出を争いました。佐賀女子クラブ(クラブ)との戦いも着実に制した鹿島実業高校と、平成26年度以来の優勝を目指した鳥栖商業高校を打ち負かしてきたDream、ともに好ゲームをみせるチーム同士の戦いに注目が集まります。両チーム粘りをみせるプレーに試合も白熱しますが、攻勢を強める鹿島実業高校を前にDreamは徐々に勢いを奪われ、鹿島実業高校が試合をものにします。高校同士の戦いとなった決勝戦、力強いプレーを続ける佐賀清和高校に鹿島実業高校が追いすがりますが、ポイントとなる場面で確実なプレーをみせる佐賀清和高校が徐々にリードし、佐賀清和高校の大会2連覇という結果となりました。

県ラウンドの結果をもちまして、優勝チームは、9月から開催されるブロックラウンドへの出場権を獲得しました。

関東ブロックラウンド：10月22日(土) ・23日(日) 神奈川県・小田原アリーナ

九州ブロックラウンド：9月17日(土) ・18日(日) 鹿児島県・鹿児島市桜島総合体育館、日置市伊集院総合体育館

週末の試合をもって全47都道府県の代表が出揃いました。ブロックラウンドからはV・チャレンジリーグ所属チームやブロック内の各カテゴリー王者、推薦チームも出場します。組み合わせは8月中旬に発表を予定しておりますので、楽しみにお待ちください。

ついにファイナルラウンドの切符をかけたブロックラウンドが次のステージと迫ってまいりました。シードチームを含めた更なる激戦が期待されます。ぜひ会場にお越しいただきまして、選手たちにご声援をお願いいたします。天皇杯・皇后杯に、引き続きご注目ください!!

Twitterでもハッシュタグ「#天皇杯皇后杯バレーボール」をつけた投稿をお待ちしております!!

◆天皇杯・皇后杯　今後のスケジュール

8月中旬　ブロックラウンド組み合わせ発表(予定)

9月3日(土)　ブロックラウンド開幕：東北ブロックラウンド(福島県)、東海ブロックラウンド(静岡県)

※ブロックラウンドの詳細はスケジュール・試合結果ページにてご確認ください。

※予定は変更になる場合がございます。予めご了承ください。