平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会

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九州ブロックラウンド結果を掲載 天皇杯・皇后杯

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各地で熱戦が展開されている「平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会」、9月17日・18日に開催されたブロックラウンドのうち残る九州ブロッラウンドの結果をお知らせいたします。

 

【九州ブロックラウンド代表チーム】

男子Aグループ: 長崎県立大村工業高校

男子Bグループ: 大分三好ヴァイセアドラー (V・チャレンジ)

女子Aグループ: 鹿屋体育大学

女子Bグループ: 福岡大学

女子Cグループ: 東九州龍谷高校

試合結果詳細: 男子 / 女子

九州ブロックラウンド結果 (pdf)

日程: 9月17日(土)・18日(日)

会場: 鹿児島県・鹿児島市桜島総合体育館(男子:17日・18日)、日置市伊集院総合体育館(女子:17日)

 

 九州ブロックラウンドは男女ともブロックラウンド上位常連が代表権を獲得する結果となり、昨年度からは東福岡高校にかわり長崎県立大村工業高校がファイナルラウンド出場を決めました。

 

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 男子Aグループは大会3連覇中の東福岡高校が優勝の軸とみられるなか、決勝でその東福岡高校との熱戦を制した長崎県立大村工業高校が4年ぶりのファイナルラウンド進出を決めました。様々なカテゴリーから多くのチームが集まる九州ブロックラウンド、東福岡高校は初戦、鹿児島県立鹿児島工業高校との高校勢対決をものにして順当と思われるスタートをきります。一方、長崎県立大村工業高校は初戦から常連のいわさきBlue Wave(クラブ)と激突し、デュースを含むフルセットのシーソーゲームを勝ち抜き、2日目に駒を進めました。宮崎選抜、熊本学園大学がともに高校勢を接戦の末破って準決勝を決め、強豪高校勢とそれぞれぶつかる展開となります。2日目の1試合目、王者・東福岡高校が宮崎選抜(クラブ)といきなりフルセットの接戦を繰り広げます。なかなか点差をつけられないもどかしい展開のなか1セット目をどうにか先取するも、2セット目は競るものの宮崎選抜に取り返されます。宮崎選抜が流れを引き寄せるべく攻勢を強めますが、そこは王者の意地で食らいつき、最後まで接戦の準決勝は東福岡高校に軍配があがりました。対する長崎県立大村工業高校は、熊本学園大学相手にスタートから勢いにのり、相手につけ入る隙を与えないままストレート勝ちを収め、昨年度大会の雪辱を果たすべく決勝進出を決めました。高校勢対決となる決勝戦、熱戦を予想する周囲の予想とは裏腹に、第1セットは長崎県立大村工業高校が優位にプレーを進め、点差をつめられることなく先取します。両チームの仕上がりにやや差があるかと見られた決勝、同じ高校生に負けられない東福岡高校も逆襲を試み、僅差の展開が続きます。互いに点差を広げるに至らない粘りの攻防となりますが、デュースまでもつれるセットをものにした長崎県立大村工業高校がストレート勝ちでトーナメントを勝ち抜き、12月のファイナルラウンド進出を決めました。伊藤孝浩監督は「厳しい九州ブロックラウンドを突破し、4年ぶりのファイナルラウンド出場権を獲得でき嬉しく思います。ファイナルラウンドでは一戦一戦自分達のバレーボールを発揮できるように頑張ります。御声援よろしくお願いします」とコメントを残してくれました。

Bグループでは、これまで全9大会でファイナルラウンド出場を果たしている大分三好ヴァイセアドラー(V・チャレンジ)がVリーグ勢の意地をみせて優勝し、大会リニューアルから全年度でのファイナルラウンド進出を果たしました。唯一のV・チャレンジリーグ勢として臨んだ大分三好ヴァイセアドラー、初戦は樟南高校相手に安定した戦いで勝ち進みますが、2日目の銃決勝で接戦を展開します。同じく初戦を危なげなく制している九州産業大学相手にフルセットにもつれる戦いとなりますが、最後は要所をおさえた大分三好ヴァイセアドラーがものにし、決勝にたどり着きました。鹿児島城西高校と鎮西高校の高校勢対決となったもう一方の準決勝は鎮西高校が冷静に勝ちあがり、決勝でVリーグ勢に挑みます。堅い守りを基に相手に食らいつく鎮西高校でしたが、徐々に点差を離され終わってみればストレート勝ちVリーグ勢の面目躍如となりました。途中、九州産業大学戦で1セットを落とすものの、大分三好ヴァイセアドラーが安定した戦いで代表権を獲得しました。小川貴史監督は「九州の代表として、熊本・大分地震で被災された方を少しでも笑顔にできる様、精一杯頑張ります」と熱い意気込みを聞かせてくれました。

 

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 女子大会Aグループ、大会7連覇中の鹿屋体育大学が前評判通りの力を発揮し、8年連続9回目のファイナルへの出場権を獲得しました。高校勢が大学勢に挑む構図となったAグループ、鹿屋体育大学は聖和女子学院高校と対決しました。王者相手に粘りのプレーで必死に食らいつく聖和女子学院高校でしたが、王者の壁は厚く、ストレート勝ちで鹿屋体育大学が決勝進出を決めます。同じく大学勢の福岡教育大学は鹿児島県立鹿児島南高校とぶつかり、競り合うものの僅差で第1セットを落とします。鹿屋体育大学への挑戦権をかけて負けられないなか第2セットは取り返しますが、フルセットとなった最終セット、切れのある高校生のプレーに劣勢を強いられ、フルセットの末に鹿児島県立鹿児島南高校が決勝進出を果たしました。大学生を破った勢いにのったままぶつかりたい鹿児島県立鹿児島南高校でしたが、鹿屋体育大学の力の前に終始劣勢に立たされます。鹿屋体育大学は着々と得点を重ね、連続ストレート勝ちで勝利をおさめ、危なげなく代表権を獲得しました。濱田幸二監督は「ファイナルラウンドでは、チーム力で戦い頂点目指してがんばりたい。九州ブロックの大学カテゴリー代表として、ファイナルラウンドに進出できてほっとしている」とコメントを残してくれました。

鹿屋体育大学には及ばないものの、Bグループでは5年連続で代表権を獲得している福岡大学が連破記録の更新に挑みました。高校生同士の戦いを勝ち上がってきた鹿児島女子高校との初戦、粘る鹿児島女子高校を振り切りストレート勝ちで好スタートをきります。そのまま代表権獲得まで突き進みたい福岡大学、バサジィ大分(クラブ)を寄せ付けなかった九州文化学園高校と決勝を戦います。ファイナルラウンド出場経験もある強豪との戦い、第1セットから質の高いプレーの応酬がみられました。チーム全体で粘りのプレーでボールをつないでいく九州文化学園高校、特にリベロの驚異的なレシーブ力は目を見張るものがあり、福岡大学と接戦を演じます。福岡大学がセットを先取すると、九州文化学園高校が取り返し、熱戦の決勝はフルセットでの決着までもつれ込みます。互いに代表権に王手をかけた最終第3セット、お互い譲らぬシーソーゲームが継続し、点差がつかないまま試合は進行します。デュースにまでもつれる激戦を制したのは、最後まで高い守備力を維持した福岡大学。6年連続でのファイナルラウンド出場を決めました。宮崎祥乃キャプテンは「ファイナルラウンドでは、一戦でも多く戦うために、福岡大学らしい『守備とカバーリング』で粘り強いバレーをしていけるように全員で頑張ります!応援よろしくお願いします!」と意気込みを聞かせてくれました。

そしてCグループ、夏のインターハイでベスト4に進出した東九州龍谷高校が2年連続で代表権を手にしました。近年各カテゴリーの全日本に選手を輩出している東九州龍谷高校、大型選手が揃う今年度も前評判通りの実力を発揮しました。高校勢が多く顔を揃えたCグループ、東九州龍谷高校は、ファイナルラウンド出場経験のある福岡県立北九州高校といきなり激突します。しかしスタートから北九州高校の猛攻をものともしない力強さで相手を引き離すと、独走のままストレート勝ちで試合をものにしました。唯一の大学勢・名桜大学が敗れて同じく高校同士の戦いとなったもう1つの準決勝、鎮西高校が力の差をみせて鹿児島県立鶴翔高校を打ち負かし、東九州龍谷高校との決勝戦に挑みました。ともに決勝へのコンディション十分で臨んだ両者の対決、東九州龍谷高校の高さに、鎮西高校の粘り強い守備が抗う展開となります。簡単に引き離されないよう必死にボールをつなぐ鎮西高校でしたが、やはり高さに勝る東九州龍谷高校の力強いプレーに徐々に点差がつき、第1セットを落とします。続く第2セットも流れは変わらず、終始主導権を握った東九州龍谷高校が連続ストレート勝ちでトーナメントを制し、2連覇を達成しました。相原昇監督は「二年連続のファイナルラウンド進出を決め、昨年以上の成績を残せるよう頑張ります。若い選手が成長をみせ、日本バレーボール界のために、一人でも東京五輪に出場できるよう、アピールしたいと思います」と熱い思いを聞かせてくれました。

 

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V・プレミアが待ち受ける12月のファイナルラウンドへの代表チームが決まり始めました。全国から日本一を目指す本大会、ブロックラウンドには各地の強豪チームが集結します。10月末にかけて各地で代表権を争う熾烈な戦いが繰り広げられます。ぜひ会場でご声援をいただき、厳しい戦いに挑むチームへの後押しをお願いいたします。

 

今年度のブロックラウンドは、全会場入場無料です。ぜひお気軽に会場にお越しください。

またTwitter上でも大会を盛り上げていきたいと思っております。ハッシュタグ「#天皇杯皇后杯バレーボール」をつけたツイートもお待ちしています!

 

 

◆天皇杯・皇后杯 今後のスケジュール

10月15日(土)・16日(日) 北信越ブロックラウンド(石川県・いしかわ総合スポーツセンター)

10月15日(土)・16日(日) 近畿ブロックラウンド(奈良県・桜井市芝運動公園総合体育館)

10月22日(土)・23日(日) 関東ブロックラウンド(神奈川県・小田原アリーナ)

10月29日(土) 北海道ブロックラウンド(北海道・月形町総合体育館、美唄市総合体育館)

※ブロックラウンドの詳細はスケジュール・試合結果ページにてご確認ください。

※予定は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

 

 

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