平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会

TEAMファイナルラウンド 女子出場チーム一覧

V・プレミアリーグ

  • 久光製薬スプリングス

    2012年の皇后杯で優勝。当時、就任1年目だった中田久美監督(現・総監督)の初タイトル奪取となった。以来、負けなしの4連覇を達成。今季からキャプテンに就任した長岡望悠、リオオリンピック出場を果たした石井優希をはじめ、大型ミドルブロッカー岩坂名奈、鉄壁のディフェンスを誇る新鍋理沙など豊富なメンバーで、5連覇を目指す。

  • 日立リヴァーレ

    昨季はチーム最高位となるV・プレミアリーグ準優勝。あと一つ届かなかった頂点へ向け、雪辱を期すシーズンだ。リオオリンピックメンバーの佐藤あり紗、キャプテンでセッターの佐藤美弥のW佐藤を中心に、得点源の渡邊久惠や攻守の要・遠井萌仁らがコートで躍動。目指すはまだ見ぬ頂点の景色だ。

  • 東レアローズ

    2007年、2011年皇后杯での優勝をはじめ、数々のタイトルを手にしてきた東レ。今季より黄金時代のチームを支えてきた菅野幸一郎監督が復帰し新たなスタートを切った。ベテランと若手の力を合わせて女王奪還に挑む。今シーズン限りでの引退を発表した木村沙織。皇后杯でのプレーにも注目が集まる。

  • NECレッドロケッツ

    ヤングエースの古賀紗理那、豊富な運動量でチームを支える近江あかり、テクニシャンの柳田光綺らサイドアタッカー陣と、NECの特徴とも言える島村春世と大野果奈という2枚看板ミドルブロッカーで得点を量産。今秋に行われたアジアクラブ選手権で優勝を果たすなど、実力は折り紙つき。もちろん、見据えるのは皇后杯の栄冠だ。

  • トヨタ車体クインシーズ

    3度のオリンピック出場を果たすなど全日本でも活躍した名ミドルブロッカーの多治見麻子監督が就任し初めてのシーズン。圧倒的な攻撃力を誇るポリーナ・ラヒモワ、チームの要・竹田沙希、そして日本が誇るベテランミドルブロッカーの荒木絵里香がバックアップし、ポテンシャルの高いエース村永奈央ら若手が躍動。初優勝へ向けエンジン全開で挑む。

  • 岡山シーガルズ

    山口舞主将を軸に、ネット際での巧みな攻防で1点を奪取する多彩なバレーが持ち味。セッターを務めるのは、リオオリンピックを経験し一回り成長した宮下遥。高い守備力を誇るリベロの丸山亜季も強力バックアップで成長著しい若手を支え、頼もしさを増した。まだ手にしていない皇后杯の栄冠奪取に向けひた走る。

  • JTマーヴェラス

    かつて全日本でも主将を務めるなど、日本が誇るミドルブロッカーとして活躍した吉原知子監督就任後、黒鷲旗で優勝、V・プレミアリーグ復帰と波に乗っている。チームの主軸となる高いブロック力を誇る奥村麻依、ダイナミックなサウスポー中村亜友美、タイの大エース、シッティラック・オヌマー、パワフルエース田中瑞稀ら豊富なアタッカー陣をセッター田中美咲が操るスケールの大きなバレーで目指すは初の栄冠だ。

  • PFUブルーキャッツ

    今季から初となるV・プレミアリーグに参戦。全日本でも活躍した江畑幸子を擁し、開幕戦でいきなり白星スタートを飾るなど勢いがある。サウスポーの吉安遥、ロンドンオリンピック銅メダルメンバーの狩野舞子ら新加入の選手たちもコートで躍動。高いキャプテンシーでチームを牽引する三橋聡恵主将を軸に目指すは初優勝だ。

V・チャレンジリーグ

  • 上尾メディックス

    関東ブロック代表

    昨シーズン無念の降格となりV・チャレンジリーグⅠで戦う上尾。今季は、高い攻撃力を誇る世界的エースのカルデロンディアス・ロシルを獲得。アタッカーの高さを引き出す冨永こよみのトスから繰り出すスケールの大きなバレーに注目だ。

  • JAぎふリオレーナ

    東海ブロック代表

    昨季のV・チャレンジリーグⅠではこれまでの最高位となる3位に入った。Vリーグでも活躍した椿本真恵監督の下、レシーブからコンビバレーにつなげるスタイルを軸に、厚みを増した戦力でチーム一丸となり戦う。

  • KUROBEアクアフェーリーズ

    北信越ブロック代表

    ミドルブロッカー倉見夏乃、得点源の太田あかり、宮城奈菜子、平谷里奈らを軸としたシャープな攻撃力が魅力。ロサンゼルスオリンピックで銅メダルを獲得した江上(現姓・丸山)由美さんを母に持つ丸山紗季主将の巧みなプレーにも注目だ。

  • 仙台ベルフィーユ

    東北ブロック代表

    チームのポイントゲッターである渡邊彩を軸に、持ち前の粘りあるレシーブからリズムを作るバレーが魅力。選手層も厚くなり多彩さが増した。かつて全日本女子を率いた葛和伸元監督の指導による粘りのバレーも注目だ。

  • デンソーエアリービーズ

    東海ブロック代表

    精神的支柱である石田瑞穂主将を中心に、リオオリンピックに出場を果たした鍋谷友理枝、ポイントゲッター石井里沙、ミドルブロッカー大竹里歩、新人の中元南、工藤嶺ら勢いのある若手が多いデンソー。世界選手権やワールドカップでベストミドルブロッカー賞を手にしたクリスティアネ ・フュルストが加入し、悲願であるV・プレミアリーグ復帰へ向けてエンジン全開だ。

クラブチーム

  • CLUB EHIME

    四国ブロック代表

    2017年に控えた愛媛国体を目指し強化を続けるCLUB EHIME。全日本クラブカップ2連覇を果たすなど着実にレベルアップを進めている。NECレッドロケッツで活躍した名セッター矢野美紀監督の下、上位進出を目指す。

大学

  • 筑波大学

    関東ブロック代表

    持ち味の高さを生かしたブロック力と、全日本の井上の高さとうまさを兼ね備えたスパイク、関東秋季大学リーグ戦で驚異のサーブレシーブ成功率80%を記録した和田のレシーブなど抜け目はない。長らくケガに苦しんだ土井も復帰を果たし、4年生の意地を最後の大会にぶつける。

  • 東海大学

    関東ブロック代表

    最高到達点306㎝を誇り、国際大会での経験豊富な山内のパワフルスパイクがチームの軸。さらに、1年時からエースポジションを担う針生の勝負強さはチーム随一であり、セッターの山上もサーブ、ブロックと得点が取れる。上級生を中心とした高い攻撃力を武器にどこまで勝ち上がれるか。

  • 龍谷大学

    近畿ブロック代表

    龍谷大伝統の粘り強いレシーブ力が魅力。元全日本の江藤監督が率いた今年度は、春・秋の関西大学リーグ戦を制し、西日本インカレでは初優勝を成し遂げた勢いのあるチームだ。中でも、レフトの金本の高い跳躍力を生かしたキレのあるスパイクに注目!

  • 旭川大学

    北海道ブロック代表

    今年は春季リーグ戦で40年ぶりとなる優勝を勝ち取って、北海道の大学女王に輝いた。その後も国体の代表に多数のメンバーを送り込んで経験を積み、秋季リーグ戦も制して勢いに乗っている。リベロ藤﨑のレシーブから躍動感のあるコンビで挑む、フレッシュなチーム。

  • 金城大学

    北信越ブロック代表

    2年生セッターの近藤を中心とした攻撃を展開し、北信越の大学ではNo1に輝く強豪。関東などのチームに比べるとそこまでの高さはないが、今年は大達や田崎といった長身の1年生も加わって、彼女らの成長しだいでさらにプレーの幅は広がるはず。貴重な大舞台での戦いに期待がかかる。

  • 大阪体育大学

    近畿ブロック代表

    ミドルブロッカー徳石、リベロ後藤といった集大成となる4年生を軸に、強豪ひしめく関西リーグで上位入りを果たしている。サイドの脇田ら、下級生の奮闘もチームの刺激としながら、30人を超えるメンバー全員で一丸となり、チャレンジャー精神で強豪にもぶつかっていく。

  • 鹿屋体育大学

    九州ブロック代表

    ファイナルラウンドの常連として、毎年、高いモチベーションで格上チームをも驚かせる存在。173cmの司令塔、赤星が独特のリズムで繰り出すコンビバレーの精度と、リバウンドを含めた粘り強いレシーブを武器として、コート狭しと駆け回り、最後まで貪欲に勝利を追求する。

  • 福岡大学

    九州ブロック代表

    九州の大学として、震災もあった今年は二番手に甘んじたが、宮崎、出口、齋藤といった全国トップを知るプレーヤーたちを中心として、どこが相手でも試合巧者ぶりを発揮する。1年生たちも夏、秋を通して着実にレベルアップを果たしてきており、今大会でも注意を要するチームである。

高校

  • 誠英高等学校

    常に全国上位をキープしている名門。今秋の岩手国体では3位決定戦でインターハイベスト4の岡山(就実)に勝ち3位となった。濵松明日香③(181cm)のブロード攻撃、サイドの林田愛佳②(177cm)、ヒックマン・ジャスティス②(177cm)ら高い攻撃力を持つ選手をセッター鎌田咲希③(165cm)がどう生かすかがカギ。

  • 東九州龍谷高等学校

    リオオリンピックにも出場した長岡望悠ら数多くの全日本選手を輩出している名門チーム。長岡が在籍時の2007年大会では、V・プレミアリーグなど並み居る強豪を撃破し、ベスト4に入った実績がある。今大会の注目は、高いポテンシャルを持ち合わせ攻守で活躍する中川美柚(182cm)。姉はトヨタ車体で活躍中のセッター比金有紀のトス回しにも期待。